こんにちは、副院長の石田です。
産後の入院生活は妊婦さんたちが施設を選ぶ際に重要視することの一つだと思います。「できるだけ豪華なところがいい」とか「美味しい食事も付随するサービスも要らないからとにかく安く済ませたい」など人によって様々なニーズがありますが、皆さんはいかがでしょうか?そこで本日は参考までに当院の入院生活の特徴とそこに込める想いについてご紹介させていただきます。
当院の産後ケアに対する考え方
妊娠、出産は言うまでもなく体力的にも精神的にも妊婦さんに大きな負担がかかるイベントです。さらには出産前は意外に意識されていないことも多いですが、それに続く子育てもまた大変な作業です。そして、その出産と育児を繋ぐのが産後の入院期間です。それを踏まえて当院では、せめて産後の入院中に産婦さんの肉体・精神両面での体力をできるだけ回復させた状態で家にお帰しできるよう、以下のような取り組みをしています。
全室個室
相部屋だと赤ちゃんの泣き声や物音、においなどが気になったり気を遣ったり遣われたりしてしまいますが、当院は全室個室のため他の患者さんに気兼ねすることなくご自身のペースで入院生活を送っていただくことができます。また、現在では少しずつですが面会も解禁しているので病院に会いに来られたご家族とも周りを気にすることなく過ごしていただけます。
アロマサービス
当院では高い技術を持ったセラピストによるアロママッサージのサービスを産前から分娩中、産後まで提供しています。当院のセラピストが厳選した高品質なアロマオイルにより疲労した妊婦さんの回復が少しでも後押しできるようにオプションサービスを含むアロママッサージやシッツバスなどをご用意しています。また、上記の通り全室個室のためお部屋に用意したディフューザーで好みの香りでリラックスできるのも特徴です。
夜間の赤ちゃん預かり
産科施設や医療者によって様々な考え方がありますが、当院では産婦さんのご希望がなければ無理に24時間同室をお願いしてはいません。できるだけ母児を分離しない方が良いという考えもありそれ自体に反対はしませんが、当院としては家に帰るまではできるだけ気力体力を回復してほしいという想いから夜間等はナースステーションでお預かりするようにしています。ちなみにお預かりしている間はスタッフによる粉ミルクでの授乳になります。
アメニティーサービス
そのほか、シャワー室のシャンプーやコンディショナー、ボディーソープにJohn Masters OrganicやAesopなど日常的に使うにはちょっと高級なものを揃えたり、ダイソンのドライヤーを置いたりしてお産で傷んだ髪のコンディションを整えてもらえるようにしています。また、授乳中は頻繁に小腹が空きますが、好きな時につまんでいただけるようにラウンジに軽食やお菓子、飲み物をご用意しています。
まとめ
本日は当院の入院環境の一部をご紹介させていただきました。他にもスタッフみんなで話し合って用意したサービスがありますので、是非ホームページもご覧いただければと思います。繰り返しになりますが、にしじまクリニックはエビデンスに基づいた医療提供をベースにしながらも、産後のお母さんたちに可能な限り妊娠出産によるダメージを回復して元気に育児を始めていただけるように入院環境を整備しています。妊娠を契機に当院を受診してくださった患者さんには院内見学もご案内していますので、皆さんにとって快適に過ごせそうな空間かどうかを是非ご自身の目で確認してみてください。