出生前検査を含め、遺伝学的検査では4つの特徴があります。そして結果が判明した後、迷われてしまう事もあるかもしれません。
▪️不変性:生涯変化しない
遺伝学的検査の結果は、何度検査を行っても変わりません。一度知ると、知らない状態に戻れません。
▪️予測性:将来の発症を予測できる可能性
いつ起こるかは分からないが、将来の発症にそなえて早めの対策を行うことができるかもしれません。一方、数十年経ってもその治療法が未だ確立していない可能性もあります。
▪️共有性:家系で共通の情報を得る
自分の遺伝子を調べる事は、家族の遺伝情報も知る事につながります。その後、ご自身のみで決めることができない事象があり得ます。
▪️あいまい性:遺伝情報はあいまいで不確実
前述でも一部内容が重なりますが、
・病的意義の判断は変わる事もある
・病気が発症しても、症状の程度は分からない
事にも注意が必要です。
執筆 院長
