今回は、無痛分娩における「PIB」と言う痛み止めの投与システムを説明します。
PIBとは
PIB(Programed Intermittent Bolus)は、産婦さんがPCAボタン(スイッチ)を押さ(プッシュし)なくても一定の時間が経過したら痛み止め(無痛カクテル)がボーラス投与されるシステムです。
ボーラス(Bolus)投与とは、点滴の様にゆっくりと投与するのではなく、薬を短時間で一気に投与する方法です。
PIBとPCAの両方のシステムを利用すると、産婦さんがPCAボタンをプッシュしなくても、設定時間間隔(45〜60分の設定が多い)に無痛カクテルが自動的に硬膜外カテーテルにボーラス投与されます。この仕組みにより鎮痛の維持において麻酔範囲を保つことが可能で、また突発痛の発生を防ぐ事も期待されます。

PIBとは異なり、痛み止めを持続投与しかつPCAを利用するシステム(持続投与+PCA)もあります。持続投与の場合はPIBより麻酔の広がりが少ないとされています。よって持続投与+PCAの場合は痛み止めの流量をPIBより多くする必要があります。
執筆 院長


