人工妊娠中絶方法の選択

先日のブログでもお話しさせていただきましたが、にしじまクリニックでは6月から人工妊娠中絶の方法を

・内服法(メフィーゴ®︎パック):1錠目のミフェプリストンの内服が妊娠9週0日を超えない場合

・手術法(真空吸引法):妊娠12週を超えない場合

を選択できるようになりました。

ではどちらを選択したらよいのか、以下表にまとめました。

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その他当院に関連する内服法または手術法の注意事項

▫️内服法

・入院日の曜日の指定がある(それに伴い1錠目のミフェプリストン内服日の指定もある)

・入院後翌朝になっても胎嚢排出がない場合は手術法へ移行し、その際は当院は手術法と同様の費用になる

▫️手術法

・原則、子宮頸管の拡張のために手術前日に外来受診指示がある:前日の受診が難しい場合は手術当日に子宮頸管拡張を行うが時間を要するため入院費が別途請求

▫️共通事項

・入院前検査、特に感染症(梅毒など)が発覚した場合は処置日が変更となる

退院後、2回の外来診療は必ず受診していただく(当院治療指針):内服法も手術法も退院後出血や子宮炎症の可能性あり退院後もフォローアップが必要。外来で今後の避妊方法についても説明

以上、人工妊娠中絶方法についてでした。いずれにせよ、母体保護法第14条に適応しかつこれらの留意事項や入院・外来受診を流れをしっかり理解いただけたうえでの処置となります。

文責 院長