ハンタウイルス

ハンタウイルスとは

ハンタウイルス(Hantavirus)はネズミなどのげっ歯類の一部が持っているウイルスです。流行地域でウイルスを持っているげっ歯類にかまれたり、排泄物に触れたり、排泄物を含んだほこりを吸い込んだりすることによって感染します。腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群という2つの疾患を起こします。

“Hantavirus”の語源は、朝鮮半島の「漢灘江(ハンタンガン)」に由来します。英語では Hantan River と呼ばれる川です。

1950年代の朝鮮戦争の際、この地域で活動していた兵士たちの間で原因不明の高熱と腎障害を伴う病気が多発しました。後に1970年代、韓国の研究者がこの病原ウイルスを野ネズミから分離した事で、発見地にちなんで「Hantaan virus(ハンターンウイルス)」と命名しました。

その後同系統のウイルス群全体を指して

“Hantavirus”という名称が使われるようになりました。

どうやってうつるのか

ウイルスを持ったげっ歯類の糞や尿が粘膜や傷口に直接触れたり、排泄物の含まれたほこりを吸いこんだり、直接げっ歯類に咬まれたりすることで感染します。ヒトからヒトへの感染例は今まで報告されていなかったのですが、最近のニュースのとおり、クルーズ船内での集団感染が問題となっています。

今後日本でのリスクについて

ハンタウイルスは現在でも韓国では毎年400~500例のハンタウイルス感染症が報告されています。これとは対称的に、日本ではまだハンタウイルス感染症の報告事例はありません。

ヒトからヒトへの感染が容易に起こす新型コロナウイルスとは異なり、

ハンタウイルスは基本的には「ネズミなどげっ歯類からヒトへ」感染するウイルスで、ヒトからヒトへの感染は非常にまれです。

よって仮に感染した方が日本に入国した場合でも、適切な管理により伝播は抑制できると考えられ、国内でのハンタウイルスが感染拡大する可能性は低いとされています。

今後この様な情報を得るには, BBCのような、フェイクニュースを排除し正確な情報に努めているニュースサイトから適宜情報を得る事をお勧めします。

https://www.bbc.com/japanese/articles/cn5px21xkrno

参考;

厚生労働省プレスリリース https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001697960.pdf

執筆 院長